VTuberヘアピンまみれ初エッセイ『心にいつも冒険心。』発想の源泉を解剖

BOOK

VTuberヘアピンまみれの動画を見て、「あの奇想天外な発想はどこから生まれるのだろう」と感じたことはないだろうか。勘で作る楽器、雑草からの紙作りなど、その驚きのクリエイティブの秘密が、初の著書『心にいつも冒険心。』でついに明かされる。このエッセイを読めば、あなたの日常にも「夏休み気分」と「冒険心」が芽生えることだろう。刺激的なインスピレーションを受け取れる一冊だ。

VTuberヘアピンまみれ、初の著書『心にいつも冒険心。』で創造の源泉を語る

ものづくり系VTuberとして知られるヘアピンまみれが、初の書籍『心にいつも冒険心。』をKADOKAWAから本日発売した。24万人を超えるチャンネル登録者を魅了する彼女の、奇想天外な発想の秘密に迫る一冊だ。

『心にいつも冒険心。』書籍表紙

大童澄瞳も推薦!ヘアピンまみれの世界観を凝縮したコメント

『映像研には手を出すな!』の著者、大童澄瞳も本書を推薦している。そのコメントは、ヘアピンまみれの動画が持つユニークな魅力を象徴していると言えるだろう。

私と似た様なヤツがいるとすればヘアピンまみれ氏かもしれない。するってえと、もしかしたら「ヘアピンまみれ」の視聴者ってヘアピンまみれみたいな人達なのかもしれない。全員。この本の読者は全員、普段からセミを食べているのか……?

―― 大童澄瞳

創作のルーツを探る:ものづくりへの情熱の源泉

本書では、ヘアピンまみれになる前のエピソードや、人気企画の裏側、未公開エピソードが満載だ。多くの読者が抱く「ものづくり」への探究心の源泉についても、深く掘り下げられている。小学生の頃から映画の「特殊撮影」に魅せられ、純粋な好奇心からものづくりに没頭していく様子が描かれ、現在の活動の原点の一端が垣間見える内容だ。

映画の特撮に関する文章

特撮メイキングに関する文章

クリーチャーの漫画

幼少期からの興味関心が、YouTubeという広大なフィールドで花開いたと言えるだろう。

貴重なビジュアル資料で「ヘアピンまみれ」の軌跡をたどる

本書の魅力は、文章だけでなく豊富なビジュアル資料にもある。キャラクターデザインの変遷や幼少期の貴重な作品まで、多岐にわたるアーカイブが収録されている。

  • CHARACTER SETTING ヘアピンまみれのキャラクター仕様書
  • ILLUSTRATION GALLERY いろんなヘアピンまみれ集めました!
  • THUMBNAIL GALLERY サムネイルいろいろ
  • ARCHIVES OF PRE-HAIRPIN MAMIRE ヘアピンまみれになる前の制作物

4歳、5歳、6歳の頃の絵も残されており、粘菌の絵やオリジナルのトランスフォーマーらしき絵など、子供の頃からそのユニークな感性が光っていたことが伺える。これらのアーカイブは、ヘアピンまみれの「ものづくり」に対する情熱と変遷を追体験できる貴重な機会となるだろう。

子供の絵のアーカイブ

キャラクター設定

水着イラストとパソコン・医療器具

サムネイルギャラリー

書籍概要:ヘアピンまみれの「冒険心」を手元に

書籍概要

項目詳細
書名心にいつも冒険心。
著者ヘアピンまみれ
定価1,760円(本体1,600円+税)
発売日2025年11月20日(木)
判型四六判
ページ数224ページ
ISBN978-4-04-607791-2
発行株式会社KADOKAWA
書誌詳細KADOKAWAオフィシャル書誌詳細ページ
著者YouTubeヘアピンまみれ – YouTubeチャンネル

価格は1,760円(税込)で224ページ。YouTube動画だけでは知り得ないヘアピンまみれの創造のルーツ、哲学、人間性に深く触れられることを考えれば、高いコストパフォーマンスと言えるだろう。ものづくりのヒントを探す人、日常に刺激が欲しい人、そしてもちろんヘアピンまみれのファンにとって、心を揺さぶり、新たな冒険へと駆り立てる可能性がある一冊だ。

既成概念に囚われないクリエイティブの魅力

勘で楽器を作ったり、雑草でジャムを作ったり、手縫いでぬい(ぬいぐるみ)を作ったりと、多様な活動を展開するヘアピンまみれ。その活動からは、既成概念に囚われず、「面白そう」という心の声に従って行動することの素晴らしさが伝わる。『心にいつも冒険心。』は、そんな彼女の生き様を凝縮した一冊だ。ぜひ手に取り、あなたの心の中の「冒険心」を呼び覚ましてみてはいかがだろうか。

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